先日入手したパーツを、古いパーツと交換すべく作業。



本来なら、



●ベアリングレースリムーバ

●ステアリングステムソケット



こんな専用工具が必要なんだけど、バイク屋さんではないのでそんな工具は持ち合わせてないので他のもので代用して作業を進めました。





まずは、車体をジャッキアップ出来る様にジャッキをフレーム下へ入れておきます。

※フロントホイールやフォーク一式を外す為。





まずは、ニョキーンと天を貫いてるハンドルが作業の邪魔なので外します。

スティード600


ハンドルポストの上側をサクサクっと外して、配線を適度に外せばハンドルは邪魔にならない位置へ移動出来ます。

ハンドルポスト







ハンドルが外れたら、ステアリングステムナット(30mmのデカイナット)を外します。

マハラ製のスプリンガーフォークの場合は、この他に両脇の31mmか32mmのナットも外します。



インジケータランプの配線のカプラーをクイっと外して、トップブリッジを外します。

トップブリッジ


ロックワッシャの爪をマイナスドライバーで倒してから、ロックワッシャ&ロックナットを外します。

ロックワッシャロックナット


ロックワッッシャ&ロックナットを外すと、トップスレッドが出てくるのでこれを外します。

トップスレッドを締めたり緩めたりする工具が、一番最初に書いたステアリングステムソケットなんだろうけど、一般的な家にはそんな工具はありません。



そんな訳で、今回はウォータープライヤで代用。



トップスレッドを外すと、ダストシールが現れるので外します。

トップスレッド外しダストシール


アッパベアリングが見えてきた( ・∀・)サビサビ

アッパベアリング


ここまで来たら、軽くジャッキアップしながらフロントフォーク一式を外します。

スプリンガーフォーク外し


アッパインナレース・アッパベアリングを取ると、アッパアウタレースが見えるのでこれも交換。

アッパアウタレース


このアウタレースを外すのに、ベアリングレースリムーバといった専用工具が必要になるんだけど、そんなものは一般的な家庭にないので今回はジャッキアップに使うジャッキのニョイ棒で代用。



これは下側のロアアウタレース。

ロアアウタレース


今回活躍してくれた、ニョイ棒。

ジャッキの棒


アッパアウタレースはコツがいるけど、比較的簡単に外せます。



ニョイ棒を下側から挿入、アッパアウタレースに引っかかるようにしてからハンマーで叩いていくと外れてきます。

アッパアウタレース外し


ベアリングレースリムーバ代わり


パカっと外れます。一箇所だけ叩くと外れ辛いので色んな箇所を適度に叩きながら外していくと楽に外れます。

アッパアウタレース外し


外れた後。

ネック


古いアッパベアリングと、新しいアッパベアリング

アッパベアリング


ロアアウタレースはニョイ棒が巧くひっかからないので、ニョイ棒に固めなワッシャを取り付けます。

ボルトとワッシャとジャッキの棒


先細りなニョイ棒だと、ロアアウタレースに引っ掛からないので、ワッシャでカリをつけるようなイメージです。

引っ掛からないとうまくないんですよ。

ジャッキの棒


ロアアウタレースはアッパアウタレースより外し辛いけど、何とか外れます。

ロアアウタレース


・・・専用工具があれば簡単に外れるんだけどね(;´Д`)



外した後

ネックの下側


アッパアウタレースをはめ込んでいきます。

アッパアウタレース


はめ込む際は、古いアッパベアリング・アッパインナレースをはめながらゴムハンマーなんかで叩くと巧くはまります。



この作業も、一箇所だけをたたくとズレてはまらなくなるので、全体的に満遍なく叩いてはめこんでいきましょう。

アッパアウタレース打ち込み


ロアアウタレースも同じ要領ではめ込んでいきます。

ロアアウタレース打ち込み




『おっ、意外に簡単に交換作業が進むな~(*´Д`)』



なんて思ってたら、ステアリングステム側についてるロアインナレース・ダストシールが外れない(゚д゚)



棒chaki・・・いや、某Chaki氏から、



『貫通ドライバーとハンマーで外せますよ』



とナイスなメールが届いたので、貫通ドライバーで外す・・・・(゚д゚)!!



貫通ドライバーが無い。

紛失。



普通のマイナスドライバーで試みてみるも、うんともすんともいわない。

ここで下手に外すよりは、某chaki氏のガレージで作業しようと勝手に思いロアインナレース・ダストシールだけは古いままでベアリングを新しくして、フロントフォークをステアリングに組み込んで作業終了。

※組み込みは、外したのを元通りにするだけです。





そんな感じで、ベアリングを新しくしてみたけどブレーキをした際のガタつきは直らず。



ブレーキディスクを社外に変えたから、それが原因なのかもね。

まぁ、多少錆が出てきてたので良い時期に交換出来たと思えばいいかな。

ベアリングについては。





ブレーキディスクとパットの相性でガタつきが出るって話もきいたけど、この場合はガタつきを我慢するかディスクかパットを交換するしかないんだもんな~。



多少ガタつく程度で問題はないから、我慢してガタつきに付き合っていこうかな。